人口減少が急速に進む地方都市において、日本語学校を地域の活性化に結びつけている町があるのをご存じだろうか。北海道旭川空港から東に車で15分の東川町だ。2015年10月、日本初の公立日本語学校を開校し、町をあげて外国人留学生を歓迎している。「偽装留学生」や「デカセギ留学生」などと揶揄されることが多い昨今、地方の公設の日本語学校がどのように留学生と付き合っているのか。雪深い町立東川日本語学校を訪ね、その実情を通して、日本語教育と地方創生の可能性について考えてみた。
町立日本語学校の今――北海道東川町の挑戦――(第1回)
町立日本語学校が起点となる町の活性化――松岡町長に聞く――(第2回)
町立の日本語学校モデルとは?――三宅良昌校長が描く町の将来――(第3回)
町立日本語学校のソロバン勘定――やり繰り上手なお役所仕事――(第4回)
町の中国事務所が手掛ける「日本語教育ツーリズム」――体験旅行で日本語を――(第5回)
東川町のファンを増やす短期日本語研修――好循環が生まれ――(第6回)
留学生は町に定住するのか――卒業生の進路と町の想い――(第7回)
日本語学校を起点とした地方創生は成功するのか(第8回)
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