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特別企画:講演と対話/田島充士さん(東京外国語大学) 「教育実践を理解するためのバフチン・ダイアローグ論――豊かな異文化交流の実現」
- 2017/11/18
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日時:
2018年1月20日 @ 2:00 PM – 4:00 PM
2018-01-20T14:00:00+09:00
2018-01-20T16:00:00+09:00
場所:
早稲田大学早稲田キャンパス22号館508教室
日本、〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1丁目6−1
日本、〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1丁目6−1
参加費:
1,000円
特別企画:講演と対話/田島充士さん(東京外国語大学) 「教育実践を理解するためのバフチン・ダイアローグ論――豊かな異文化交流の実現」
ロシア(旧ソ連)の美学者・M.M.バフチンのダイアローグ(対話)論を教育実践研究に応用するトレンドは,国際的にすでに定着している。実際,バフチンは中等学校の教員として教鞭を執っていたこともあり,教育場面においてみられる具体的な諸現象に対する,彼の議論の解釈力・説明力はかなり高い。
しかしバフチンのいう「ダイアローグ」とは,慣れ親しんだ仲間同士の会話というよりもむしろ,異質な文化的背景を持つ他者同士の生産的な接触可能性を志向するものである。このダイアローグ概念の特殊性を理解せずに,具体的な事象の説明に適用しては,バフチン論が持つ豊かなポテンシャルを活かしきることはできないだろう。本講演では,異文化コミュニケーションの可能性を拓くという視点から,バフチンの議論を読み解く。また関連する実践研究にも触れ,教育実践における諸事象の豊かさを理解する上での,バフチン論の魅力について紹介してみたい。
なお本講演は,発表者が編著者として関わる近刊の研究書『バフチンの対話論を実践的に読み解く:ヤクビンスキー・ダイアローグのことばについて(仮)』(福村出版)をもとに行う。