日本語教育の現場においても、インクルーシブという概念に関心が持たれるようになり、教科書の内容や学習者への配慮について語る場も生まれてきました。また、対学習者というだけでなく職場環境という観点からも、ともに働く仲間に対して「何かしたいが、何をすればいいのかわからない」「当事者として居心地の悪さを感じるが、言い出すとカミングアウトになってしまうから言い出せない」という声も聞こえてきます。

こうした件について5月2日（日）に俳優の和田華子さんを講師としてお招きし、勉強会を行います。

和田さんは、FtMトランスジェンダーの俳優としての立場から『俳優・劇作家・演出家・制作者に向けたLGBTQ勉強会』を開催しています。昨年、今回の勉強会の主催者の一人である石野が和田さんの勉強会に参加したところ、表現の現場で起きていることが、すべてではないにせよ領域を超えて日本語教育の現場で起きていることとも共通するということに驚きを覚えました。メタ的に捉えご自身の現場と照らし合わせて考えること、また、ことばを通じたコミュニケーションに深くかかわる演劇という分野とクロスすることで、日本語教育関係者のみなさまにも新たな発見をしていただけるのではないかと考えております。

日時　日本時間 2021年5月2日（日）13:30～16:30 質疑応答の流れによっては最長17:00まで（途中休憩あり）

形式　オンライン（Zoom）、１週間のアーカイブ視聴権つき
費用　一人1,800円
定員　80名
対象　日本語教育にたずさわっている方、日本語を学んでいる方、その他内容に興味関心のある方

内容
・LGBTQって？
・日本におけるLGBTQの現状
・演劇とLGBTQ
・質疑応答（当日の質問受付はGoogleフォームを使用します）

注意
・オンラインでの同期開催ですが、参加者の心理的安全性を確保するため参加者同士のディスカッションは行いません。
・勉強会の最初に「SNSでの取り扱いなどの注意事項」をお話しする関係で、途中入場はお断りさせて頂いております。間に合わなかった場合や途中でZoomから落ちてしまった場合はアーカイブをご視聴ください。途中退場は、問題ありません。
・勉強会の途中でPDFを送付するので、パソコンでの視聴を推奨しております。

主催　石野祥子（再定義合同会社代表）、村木佳子（シラパコーン大学＠タイ）

海外発行クレジットカードでのお支払いをご希望の方は、お手数ですが石野までご連絡くださいませ。（この申し込み画面では国内発行クレジットカードのみの受付となります）