国際紅白歌合戦、500人が国際色あふれる歌声を満喫
- 2017/10/14
- ぷらっとニュース
- 国際紅白歌合戦, 宮崎計美
- 520 comments
第7回国際紅白歌合戦が9日、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターの大ホールで開かれ、ミャンマー、ブラジル、ペルーなどの歌手や、在日中国朝鮮族の子供などがステージを盛り上げ、約500人の観客が歌を通じて交流した。
国際紅白歌合戦は東日本大震災で外国人留学生や外国人観光客が激減する中で、歌を通じて元気に交流と相互理解を深めようと、2011年に初めて開かれた。日本人は外国語で、外国人は日本語で歌い、踊りやファッションショーなども交え、若者を中心とした新たなスタイルの国際交流のイベントとして注目を集めている。回を重ねるごとに出演する歌手のレベルがアップ。すでに「のど自慢」の域を超え、プロデビューもできそうな歌手たちがパフォーマンスを競っている。
このイベントの発案者でプロデューサー役を務めている宮崎計美さんは、情報誌「グローバル・コミュニティ」の発刊や留学生らによる通訳ボランティア、留学生のインターンシップなど多彩な活動を通じて幅広い人脈を持ち、「宮崎人脈」を通じて国際紅白歌合戦を大阪やフィリピンのセブ島でも開き、成功させている。
この日はセブ島の国際紅白歌合戦で最優秀賞を受賞したKENICHIさん(中華系フィリピン人)をはじめ、タイ、ブラジル、ペルー、台湾、フィリピン、インド、さらには在日の中国朝鮮族の子供の歌や踊りを披露した。紅組司会はロシア人の声優でNHKのロシア語番組でも活躍するジェーニヤさん、白組司会は日本人の会社員、元木修平さん。ジェーニヤさんはスペシャルパフォーマンスとして歌も披露した。審査の結果、この日は白組の勝ち。過去の対戦成績は紅組4勝、白組3勝となった。