駐日ブラジル大使の送別会に150人が参加 日本語議連の河村会長も
- 2018/11/16
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駐日ブラジル大使の送別会に150人が参加 日本語議連の河村会長も
駐日ブラジル大使のアンドレア・アラーニャ・コヘーア・ド・ラーゴ氏が駐インド大使に転任することになり、離日送別会が11月14日、東京・日比谷のレストランで開かれ、大使ゆかりの日本人や日系ブラジル人ら約150人が参加して別れを惜しんだ。
送別会は日本ブラジル中央会、在日ブラジル商工会議所が主催した。コヘーア大使は2013年11月に駐日大使に着任。5年間にわたって日本とブラジルの外交の最前線で活躍。11月1日には皇居に天皇陛下を訪ねて離任の挨拶をした。その際、陛下から「日本移民の人たちをブラジル社会が温かく受け入れてくれたことに心から感謝しています」とのお言葉を贈られ、感激したという。
ブラジルには150万人を超える日系人が住み、日本人移民の最大の受入れ国。神戸から笠戸丸でブラジルへの移民が始まったのが1908年。日伯関係は110年におよび、日本にUターンしてきた日系ブラジル人が20万人近くいる。天皇陛下はそうした歴史を踏まえてコヘーア大使の労をねぎらわれたと思われる。
日本語教育推進議員連盟の河村建夫会長も他の日伯議員連盟の代表として訪れた。河村会長は麻生内閣の官房長官を務め、リーマンショックで多くの在日の日系ブラジル人が「派遣切り」で職を失った際、政府として日系人の支援に尽力した。河村会長は挨拶に立ち、コヘーア大使との別れを惜しんだ。
河村会長は取材に訪れたにほんごぷらっと編集部記者に「日本語教育推進の法案ができました。早く国会で成立させたいですね」と話していた。
にほんごぷらっと編集部