日本語教師で「第二の人生」歩む——日本経済新聞の記事より

日本語教師で「第二の人生」歩む——日本経済新聞の記事より

日本経済新聞の電子版はこのほど、「日本語教師で『第二の人生』を 2024年から国家資格」という見出しの記事を掲載した。定年退職後のシニアの仕事として日本語教師を提案する内容だ。この記事には「にほんごぷらっと」世話人で東京中央日本語学院養成事業部マネジャーの徳田淳子さんがコメントを寄せている。

記事では、定年後のセカンドキャリアとして日本語教師を選んだ樋田康志さん(68)のケースを紹介。記事によると、樋田さんは元東芝プラントシステムの技術者で、中国で仕事をした経験もあって、将来は国際交流の前線に立つ日本語教師をしたいと考えていた。働きながら通信制大学に通うなどして準備をしていた。

すでに日本語学校の教壇にたって8年目になる。現在は東京中央日本語学校の非常勤講師だ。樋田さんは記事の中で「様々な国籍の生徒の価値観に触れ、世界が大きく広がった」と語っている。

文化庁によると、日本語教師は全国に約4万4千人。うち50代が21.9%と最多で、50代以上は全体の半数以上を占める。コロナ禍で一時、留学生の受け入れが規制され留学生は激減したが、ポスト・コロナで受け入れが緩和され、留学生や日本語学校が増加している。

日本語教師になるには①日本語学校などで教師養成講座(420時間)を受講する(学士必要)②日本語教育能力検定試験に合格する③大学で日本語教育を専攻する——という3つの方法があり、いずれか一つを達成できれば、日本語教師の資格を得ることができる。

2024年4月には日本語教育機関認定法が施行され、制度が大きく変わる。5年間の経過措置があるが、日本語教師は国家資格となり試験や教育実習が必要になる。日本語教師のステイタスが上がるわけだ。

徳田さんは記事の中で日本語学校の現状について「社会人経験が豊富なシニアが支えている」と話すが、徳田さんにもう少し詳しくシニアの特性などを聞いてみた。

——日本語教師にとって社会人経験はどんな場面で生かされますか。

留学生の中には、就職希望の学生が増加しています。日本語の教授のみならず、就職サポートをする場面やビジネスマナーを教える場面で生かせます。

——社会人経験のある日本語教師に特性がありますか。

授業外の振る舞いに特性があると思います。他講師や営業事務とのやり取りなど、周囲とのビジネスコミュニケーションを取れる方が多いと思います。

——社会人経験者が60代で教壇に立って常勤教師になれますか。
正直申しましてあまり耳にしたことがありません。ご年齢が理由というよりは、60代の方で常勤教師を目指している方が少ない印象もあります。(日本語教師資格を生かした営業職は正社員で採用実績があります)ご自身のペースで、週に2~3日お仕事される非常勤講師として働かれる方が多いです。

 

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6月
12
12:00 AM 留学生対象の日本語教師初任者研修... @ オンライン(ZOOM)
留学生対象の日本語教師初任者研修... @ オンライン(ZOOM)
6月 12 2024 @ 12:00 AM – 1月 31 2025 @ 12:00 AM
日振協による文部科学省委託の初任研修が今年も始まります。 告示校で10年程度専任で経験されている方対象です。 OJTで実際の運営に関わりながら研修運営を肌で学んでいただけます。 研修詳細は協会ホームページより、チラシと募集案内をダウンロードしてご確認ください。   「日振協 留学生対象の日本語教師初任者研修」は「オンライン映像講義」「(オンライン)集合研修」「自己研修(自律的学習)」の三位一体の編成により、①自律的・持続的な成長力 ②対話力 ③専門性という3つの資質・能力の育成を目指すもので、忙しい仕事の合間を縫って学べるよう、また地方の教育機関に所属している受講生への負担を減らすため、e-Learningを利用した研修となっています。 2020年度から、この初任者研修と並行して、「育成研修」を併せて実施しています。「育成研修」は初任者研修のサポートを行いながら研修の企画や実施方法を学び、将来全国各地で初任者研修の実施担当者として活躍していただく人材を育成する研修です。具体的には以下のことを目指しています。 ①初任者教員の協働的かつ自律的な学びを支援し、21世紀に活躍できる日本語教師としての資質・能力及びICT活用能力の獲得へと導く ②研修委員に必要な経験と能力を身につける 研修は、フルオンライン(zoom使用)で実施いたします。学内で初任者の指導を任されている方、地方在住でなかなか研修機会に恵まれない方など全国各地からご参加いただきたく存じます。修了生は今後実施委員になっていただく可能性もございます。どうぞ奮ってご応募ください。 チラシ(PDF 裏表2頁/1枚)
6月
29
12:00 AM 留学生に対する日本語教師初任研修 @ オンライン
留学生に対する日本語教師初任研修 @ オンライン
6月 29 2024 @ 12:00 AM – 1月 31 2025 @ 12:00 AM
本研修のカリキュラムは文化審議会国語分科会の「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)」に基づいており、初任者が体系的・計画的に日本語指導を行うための実践的能力として (1)自律的・持続的な成長力 (2)対話力 (3)専門性 の3つの資質・能力の養成を狙いとした90単位時間のプログラムです。忙しい仕事の合間を縫って学べるよう、また地方の日本語教育機関の新任の先生方への負担を減らすため、e-Learningを利用した研修となっています。 研修形態はフルオンラインです。昨年度同様、今後日本語教師にますます求められるであろうICT活用能力(オンライン授業やハイブリッド授業の実践等)に重点を置いた研修を行います。 つきましては、ぜひ多数の日本語教師初任者の方にご参加いただきたく下記のとおりご案内いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。 チラシ(PDF 表裏2頁/1枚)
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7:00 PM 教室内談話: 学習者間相互交流とL... @ オンライン(ZOOM)
教室内談話: 学習者間相互交流とL... @ オンライン(ZOOM)
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※この講座の内容は2022年実施分に準じます。 教室内談話: 学習者間相互交流とL2学習を考える 学習者同士が互いに話し合う活動は、近年の外国語(L2) 教室には不可欠です。また、学習者同士 が学習言語で対話する活動の意義やL2 習得における効果は、外国語教育において興味深いトピッ クの1 つです。本講義では第二言語習得理論を適宜参照しながら、外国語教室で行われる学習者同 士の対話の意義や先行研究で明らかになっている効能、より効果的な実践法や課題と展望について 考察を深めます。 【全4回】 日程: 第1回:2024年11月22日(金)19:00-20:30 第2回:2024年11月29日(金)19:00-20:30 第3回:2024年12月6日(金)19:00-20:30 第4回:2024年12月13日(金)19:00-20:30 内容: 第1回:「学習者同士のL2 対話」と第二言語習得理論 第2回:「学習者同士のL2 対話」と第二言語学習 第3回:「学習者同士のL2 対話」と教師 第4回:「学習者同士のL2 対話」とこれからのL2 指導 【受講料】9,000円(税込)※1講座のみお申込み:2,500 円(税込)
11月
30
1:00 PM ビジネス日本語研究会 第38回 研究... @ オンライン(ZOOM)
ビジネス日本語研究会 第38回 研究... @ オンライン(ZOOM)
11月 30 @ 1:00 PM – 5:00 PM
テーマ:ビジネス日本語における「チームワーク」を考える 現在、外国人材を取り巻く環境が大きく変わろうとしています。日本で働く外国人労働者の増加、人材育成と人材確保を目的とする育成就労制度の創設などにより、インクルーシブな職場づくりの重要性が増しています。そこで、第38回ビジネス日本語研究会では、「チームワーク」をテーマとします。経済産業省が提唱した「社会人基礎力」のひとつである「チームで働く力」を、インクルーシブな職場ではどのように考えるのか、日本企業で採用に関わる方々のお話も伺いながら、「チームワーク」について、様々な視点から考えます。当日は多くの方にご参加いただき、活発な議論、意見交換が行われることを期待しています。 また、併せて研究発表を実施いたします。

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