外国語授業実践フォーラム第15回会合〈すべての学習者〉の学びを保障するために我々は何を変えるべきか

日時:
2018年3月31日 終日
2018-03-31T00:00:00+09:00
2018-04-01T00:00:00+09:00
場所:
関西大学千里山キャンパス岩崎記念館F401
日本、〒564-0073 大阪府吹田市山手町3丁目3−35
参加費:
1500円(資料代含む)
お問い合わせ:
外国語授業実践フォーラム

外国語授業実践フォーラム第15回会合〈すべての学習者〉の学びを保障するために我々は何を変えるべきか

概要

  • 言語教育の現場では、様々な背景を持つ学習者とかかわる機会が増えてきています。
  • 私たち言語教育関係者は、<すべての学習者>に対し、どのように向き合い、いかなる教育実践を目指していくべきか。また、そのために現状の何を変えていくべきでしょうか。
  • 「外国語授業実践フォーラム」では、インクルーシブ教育とユニバーサルデザインの制度面について詳しい竹村和浩先生(ビジネスブレークスルー大学、ユニバーサル・エデュケーション代表取締役)と英語教育におけるユニバーサルデザインの実践を進める村上加代子先生(神戸山手短期大学、英語教育ユニバーサルデザイン研究会代表)をお招きし、参加者の皆さまとこれからの言語教育実践について議論したいと思います。

開催情報

  • 日時:2018年3月31日(土曜日)午前・午後
  • 場所:関西大学千里山キャンパス岩崎記念館F401
  • 会合参加費:1500円(資料代含む)
  • 参加者:すべての言語教育関係者(家庭教育、学校教育、大学教育、生涯教育など)
  • 定員:70名
  • 会合終了後に開かれるお茶会参加者は別途500円をお支払いください。
  • 外国語授業実践フォーラム2017年度年会費(2000円)を払われた方は資料代500円のみいただきます。
  • 参加予定のかたは、この会合が、会場への子供の同伴が可能(乳幼児の同伴も可能)な会合であることをご了解ください。

「子連れ」について

子供の同伴

  • 会場(懇親会場を含む)には子供(乳幼児も含む)を同伴して入場することができます。
  • 14歳未満の同伴者は参加費・資料費・お茶会の費用等は一切不要です。
  • 託児室の開設はありません。
  • 子供の世話をするためのスタッフはおりません。

子供のための施設

  • 子供が遊ぶ/休むための専用の部屋の準備はありません。
  • 古い建物のため、授乳のための設備、乳幼児のケア(おむつ替えなど)のための設備はありません(トイレ内にもありません)。
  • スタッフ控室を利用して、(保護者の管理のもとで)遊ばせたり、子供を休ませたり、ケアをすることは全くかまいませんが、専用の施設ではないので利便性に問題があることをご了解ください。

スケジュール

(変更される場合があります)

  • 10:00―10:35 受付
  • 10:30―11:00 開会の挨拶・趣旨説明
  • 11:00―12:30 【講演1】「スマート・インクルージョンという発想」―インクルーシブ教育が日本を変える!/竹村和浩(ビジネスブレークスルー大学)【概要
  • 12:40―13:30 昼休み
  • 13:30―15:00 【講演2】特別支援からユニバーサルデザインへ―英語教育で目指したいこと/村上加代子(神戸山手短期大学)【概要】
  • 15:10―16:40 座談会/ディスカッション
  • 16:40―17:00 事務連絡・閉会の挨拶
  • 17:30―18:30 お茶会

講演の概要

「スマート・インクルージョンという発想」―インクルーシブ教育が日本を変える!竹村和浩(ビジネスブレークスルー大学)

  • 世界の潮流である「インクルージョン」という考え方は今だ日本では普及していません。インクルージョンとは何か?今、インクルージョンをテクノロジーの助けを借りて実現しようという試みが、日本でも始まっています。それが「スマート・インクルージョン」という考え方です。今回は、教育の現場のみならず、インクルージョンとは何か?障害と何か、という大きなくくりから、障害と社会との関係性について、具体的に解説、お話しさせていただきたいと思います。「存在が世界を与える」「この子らを世の光に」という2つの言葉の意味を今一度味わって頂きたいと思います。障害の社会的役割についてもお話しできたらと思います。

特別支援からユニバーサルデザインへ―英語教育で目指したいこと/村上加代子(神戸山手短期大学)

  • 講演では、英語教育において“エクスクルーシブ(排除の)”状態にある生徒にまず焦点をあてて、どのような傾向のある児童生徒が英語学習に躓いているのか、躓きやすいのかについての理解を深めるため英語圏のディスレクシアと、かつて議論となった外国語学習障害(FLLD)について紹介します。さらに英語圏における読み指導法をめぐるReading War(「読み戦争」)から、現在の読み書き指導カリキュラムまでの変遷について簡単に触れ、どのような工夫をすればより多くの子どもたちが学びやすくなるのか、現在のカリキュラムには何が不足しているのかなど、日本の児童生徒の躓き回避に向けた検討を一緒にできればと考えています。一つの正解はないことから、様々な可能性について考える機会になればと思います。

事前申し込みのお願い

  • 定員がありますので事前申し込みをお願いしております。
  • 事前の参加申し込みをしていただければ、急な日程・場所の変更などについても、こちらから連絡を差し上げることが可能です。
  • 申し込みは「こくち〜ず」にてお願いをしております。

お知らせ

  • 当日、外国語授業実践フォーラムの2018年度の年会員の申込みも受け付けます。2018年度は2018年4月から2019年3月までで、年会費は2000円です。年会員は年2回開催の会合参加費が無料となり、会合欠席の場合も希望するかたには資料をご提供させていただきます(但し、別途資料代をいただく場合があります)。その他、外国語授業実践フォーラムに関する会則や運営、活動については「外国語授業実践フォーラム」をご覧ください。
  • 当日の詳細スケジュールや申し込みについては後日、このページの他にも「外国語授業実践フォーラム」でも公開します。

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イベントカレンダー

6月
12
12:00 AM 留学生対象の日本語教師初任者研修... @ オンライン(ZOOM)
留学生対象の日本語教師初任者研修... @ オンライン(ZOOM)
6月 12 2024 @ 12:00 AM – 1月 31 2025 @ 12:00 AM
日振協による文部科学省委託の初任研修が今年も始まります。 告示校で10年程度専任で経験されている方対象です。 OJTで実際の運営に関わりながら研修運営を肌で学んでいただけます。 研修詳細は協会ホームページより、チラシと募集案内をダウンロードしてご確認ください。   「日振協 留学生対象の日本語教師初任者研修」は「オンライン映像講義」「(オンライン)集合研修」「自己研修(自律的学習)」の三位一体の編成により、①自律的・持続的な成長力 ②対話力 ③専門性という3つの資質・能力の育成を目指すもので、忙しい仕事の合間を縫って学べるよう、また地方の教育機関に所属している受講生への負担を減らすため、e-Learningを利用した研修となっています。 2020年度から、この初任者研修と並行して、「育成研修」を併せて実施しています。「育成研修」は初任者研修のサポートを行いながら研修の企画や実施方法を学び、将来全国各地で初任者研修の実施担当者として活躍していただく人材を育成する研修です。具体的には以下のことを目指しています。 ①初任者教員の協働的かつ自律的な学びを支援し、21世紀に活躍できる日本語教師としての資質・能力及びICT活用能力の獲得へと導く ②研修委員に必要な経験と能力を身につける 研修は、フルオンライン(zoom使用)で実施いたします。学内で初任者の指導を任されている方、地方在住でなかなか研修機会に恵まれない方など全国各地からご参加いただきたく存じます。修了生は今後実施委員になっていただく可能性もございます。どうぞ奮ってご応募ください。 チラシ(PDF 裏表2頁/1枚)
6月
29
12:00 AM 留学生に対する日本語教師初任研修 @ オンライン
留学生に対する日本語教師初任研修 @ オンライン
6月 29 2024 @ 12:00 AM – 1月 31 2025 @ 12:00 AM
本研修のカリキュラムは文化審議会国語分科会の「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)」に基づいており、初任者が体系的・計画的に日本語指導を行うための実践的能力として (1)自律的・持続的な成長力 (2)対話力 (3)専門性 の3つの資質・能力の養成を狙いとした90単位時間のプログラムです。忙しい仕事の合間を縫って学べるよう、また地方の日本語教育機関の新任の先生方への負担を減らすため、e-Learningを利用した研修となっています。 研修形態はフルオンラインです。昨年度同様、今後日本語教師にますます求められるであろうICT活用能力(オンライン授業やハイブリッド授業の実践等)に重点を置いた研修を行います。 つきましては、ぜひ多数の日本語教師初任者の方にご参加いただきたく下記のとおりご案内いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。 チラシ(PDF 表裏2頁/1枚)
11月
22
7:00 PM 教室内談話: 学習者間相互交流とL... @ オンライン(ZOOM)
教室内談話: 学習者間相互交流とL... @ オンライン(ZOOM)
11月 22 @ 7:00 PM – 12月 13 @ 8:30 PM
※この講座の内容は2022年実施分に準じます。 教室内談話: 学習者間相互交流とL2学習を考える 学習者同士が互いに話し合う活動は、近年の外国語(L2) 教室には不可欠です。また、学習者同士 が学習言語で対話する活動の意義やL2 習得における効果は、外国語教育において興味深いトピッ クの1 つです。本講義では第二言語習得理論を適宜参照しながら、外国語教室で行われる学習者同 士の対話の意義や先行研究で明らかになっている効能、より効果的な実践法や課題と展望について 考察を深めます。 【全4回】 日程: 第1回:2024年11月22日(金)19:00-20:30 第2回:2024年11月29日(金)19:00-20:30 第3回:2024年12月6日(金)19:00-20:30 第4回:2024年12月13日(金)19:00-20:30 内容: 第1回:「学習者同士のL2 対話」と第二言語習得理論 第2回:「学習者同士のL2 対話」と第二言語学習 第3回:「学習者同士のL2 対話」と教師 第4回:「学習者同士のL2 対話」とこれからのL2 指導 【受講料】9,000円(税込)※1講座のみお申込み:2,500 円(税込)
11月
30
1:00 PM ビジネス日本語研究会 第38回 研究... @ オンライン(ZOOM)
ビジネス日本語研究会 第38回 研究... @ オンライン(ZOOM)
11月 30 @ 1:00 PM – 5:00 PM
テーマ:ビジネス日本語における「チームワーク」を考える 現在、外国人材を取り巻く環境が大きく変わろうとしています。日本で働く外国人労働者の増加、人材育成と人材確保を目的とする育成就労制度の創設などにより、インクルーシブな職場づくりの重要性が増しています。そこで、第38回ビジネス日本語研究会では、「チームワーク」をテーマとします。経済産業省が提唱した「社会人基礎力」のひとつである「チームで働く力」を、インクルーシブな職場ではどのように考えるのか、日本企業で採用に関わる方々のお話も伺いながら、「チームワーク」について、様々な視点から考えます。当日は多くの方にご参加いただき、活発な議論、意見交換が行われることを期待しています。 また、併せて研究発表を実施いたします。

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