毎日新聞が28日朝刊の特集面に「やさしい日本語」のシンポジウムの記事を掲載

毎日新聞が28日朝刊の特集面に「やさしい日本語」のシンポジウムの記事を掲載

毎日新聞社が主催し日本語教育推進プラットフォームが協力団体となって3月11日に開催されたシンポジウム「外国人受け入れと『やさしい日本語』」の抄録が28日の毎日新聞朝刊(関東地域)の特集面に掲載された。近く「にほんごぷらっと」はシンポの動画をアップする予定。

シンポは山脇啓造・明治大国際日本学部教授▽田中宝紀・YSCグローバル・スクール責任者▽吉開章・やさしい日本語ツーリズム研究会事務局長▽坂本信博・西日本新聞社編集局デジタル編集チームデスク――の4人がパネリストとして参加。石原進・同プラットフォーム代表世話人がコーディネーターを務めた。

山脇氏は自身のゼミ生がキャンパスのある東京都中野区で行った「やさしい日本語」の活用を呼びかける実践例を報告。田中氏は海外にルーツを持つ子供や親とのコミュニケーションで「やさしい日本語」が重宝に活用できると述べた。吉開氏は「やさしい日本語」を国の責任で多言語対応の一つにと呼びかけた。また、坂本氏は外国人にも地元のニュースを読んでもらおうと、自社のサイトに開設した平易な表現の「やさしい西日本新聞」を紹介した。

AIの自動翻訳や手話にも「やさしい日本語」の活用が期待され、外国人だけでなく日本人にとっても有用な言葉だ。4人のプレゼンテーションでもわかるように、その概念は幅が広い。「やさしい日本語」が普及すれば、それぞれの「やさしい日本語」で共生社会が形づくられるのかもしれない。

詳しくは毎日新聞をご覧ください。

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凡人社オンライン日本語サロン研修会『実践に基づく「やさしい日本語」の論点整理』 [日 時] 4月19日(土)10:00~11:00(オープン 9:40)※日本時間   [対 象] 日本語教育関係者、多文化共生に関心のあるすべての方   [定 員] オンライン:250名 ※ 先着順、定員になり次第締め切ります   [参加費] 無料 ※ 要予約、前日(4/18)17 時までに招待 URL を送ります   [講 師] 岩田 一成 先生(聖心女子大学)   [内 容] 『やさしい日本語ってなんだろう』(ちくまプリマー新書)を解説します。 10 年以上実践活動に関わって来て、まだまだ一般の人に「やさしい日本語」の理念は広がっていないなあと感じています。 病院関係者は英語志向が強いですし、学校のお知らせは規範に則って冗長なあいさつが冒頭部分を占領しています。 そして国や自治体の文書は細かい・抽象的・長い・硬い…といろいろなクセがあります。 これらは場面別にストラテジーを練る必要があると考えています。その際に大事な論点がいくつかあります。 ・「やさしい日本語」は話し言葉と書き言葉で別物である ・悪文追放は本来「やさしい日本語」運動とは無関係である ・メッセージの内容や社会制度が文章に強く影響を与える そんなお話をしたいと考えています。   [お問い合わせ・お申込み] 主催:凡人社 お問い合わせ・申し込み先(担当:凡人社/坂井) E-mail:ksakai@bonjinsha.co.jp   ※ 下記お申込みフォームかメールでお申し込みください。 メールでお申し込みの際はタイトルに「オンライン日本語サロン研修会(4/19)」と入れて、本文にご氏名・ご所属・ご連絡先をご記入ください。 お申込みフォーム→https://forms.gle/8A4mTHwVKRaUG3Y39
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