浮島前文科副大臣が「外国人の子供たちとの共生」をテーマに講演

浮島前文科副大臣が「外国人の子供たちとの共生」をテーマに講演

浮島智子前文部科学副大臣が10月11日、東京都内で開いた外国人留学生高等教育協会主催の教育シンポジウム(日本語教育情報プラットフォームなど後援)で講演した。浮島前副大臣は「外国人受入れ・共生のため教育推進検討チーム」の座長を務め、検討チームがまとめた報告書を紹介しながら、「共生のための日本語教育」の必要性を訴えた。

浮島前大臣は公明党衆院議員で、党の文部科学部会長を務める。検討チーム座長として各地の小学校や専門学校、日本語学校などを視察し、これまで知られていなかった外国人児童生徒の教育実態や日本語教育の実状などを報告書としてまとめた。

報告書では、学齢相当の外国人の子供が住民基本台帳上では約12万4000人おり、不就学を含め実情がつかめていない子供が約1万人いることを明らかにした。また、日本語指導が必要な児童生徒はこの10年間で約5万人と1.5倍に増えている実情も報告。検討チームの調査結果はマスコミでも大きく取り上げられ、政府が進める「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」の施策の実現や、日本語教育推進法に基づいて取り組むべき事業の方向に示したと言える。

講演は「誰一人置き去りにしない社会の実現へ~外国人の子供たちとの共生のために」がテーマだったが、浮島副大臣は与党の文教族議員として財務省に1人で乗り込んで行ったエピソードにも触れた。浮島副大臣は次年度予算編成が大詰めを迎えた平成28年12月、教職員定数を増やすようボストンバックを手に財務省を訪れ、教育現場の窮状を主計局担当官に詳細に説明。ボストンバックは、要望を飲んでくれるまで帰りませんという固い意志を示す小道具だった。財務省としては、少子化時代に教員定数の増は必要ないというスタンスだったが、浮島前副大臣の熱意が財務省を動かし、「定数増」を勝ち取った。

教育シンポジウムではこのあと、文部科学省の齋藤潔学生留学生課・留学生交流室長が「留学生行政の現状と将来、高等教育機関の役割」と題して講演。第二部では「外国人の受入れ・多文化共生社会構築と高等教育の役割」をテーマに専門学校関係者らのシンポジウムも行われた。

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12:00 AM 留学生対象の日本語教師初任者研修... @ オンライン(ZOOM)
留学生対象の日本語教師初任者研修... @ オンライン(ZOOM)
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日振協による文部科学省委託の初任研修が今年も始まります。 告示校で10年程度専任で経験されている方対象です。 OJTで実際の運営に関わりながら研修運営を肌で学んでいただけます。 研修詳細は協会ホームページより、チラシと募集案内をダウンロードしてご確認ください。   「日振協 留学生対象の日本語教師初任者研修」は「オンライン映像講義」「(オンライン)集合研修」「自己研修(自律的学習)」の三位一体の編成により、①自律的・持続的な成長力 ②対話力 ③専門性という3つの資質・能力の育成を目指すもので、忙しい仕事の合間を縫って学べるよう、また地方の教育機関に所属している受講生への負担を減らすため、e-Learningを利用した研修となっています。 2020年度から、この初任者研修と並行して、「育成研修」を併せて実施しています。「育成研修」は初任者研修のサポートを行いながら研修の企画や実施方法を学び、将来全国各地で初任者研修の実施担当者として活躍していただく人材を育成する研修です。具体的には以下のことを目指しています。 ①初任者教員の協働的かつ自律的な学びを支援し、21世紀に活躍できる日本語教師としての資質・能力及びICT活用能力の獲得へと導く ②研修委員に必要な経験と能力を身につける 研修は、フルオンライン(zoom使用)で実施いたします。学内で初任者の指導を任されている方、地方在住でなかなか研修機会に恵まれない方など全国各地からご参加いただきたく存じます。修了生は今後実施委員になっていただく可能性もございます。どうぞ奮ってご応募ください。 チラシ(PDF 裏表2頁/1枚)
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12:00 AM 留学生に対する日本語教師初任研修 @ オンライン
留学生に対する日本語教師初任研修 @ オンライン
6月 29 2024 @ 12:00 AM – 1月 31 2025 @ 12:00 AM
本研修のカリキュラムは文化審議会国語分科会の「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)」に基づいており、初任者が体系的・計画的に日本語指導を行うための実践的能力として (1)自律的・持続的な成長力 (2)対話力 (3)専門性 の3つの資質・能力の養成を狙いとした90単位時間のプログラムです。忙しい仕事の合間を縫って学べるよう、また地方の日本語教育機関の新任の先生方への負担を減らすため、e-Learningを利用した研修となっています。 研修形態はフルオンラインです。昨年度同様、今後日本語教師にますます求められるであろうICT活用能力(オンライン授業やハイブリッド授業の実践等)に重点を置いた研修を行います。 つきましては、ぜひ多数の日本語教師初任者の方にご参加いただきたく下記のとおりご案内いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。 チラシ(PDF 表裏2頁/1枚)
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7:00 PM 教室内談話: 学習者間相互交流とL... @ オンライン(ZOOM)
教室内談話: 学習者間相互交流とL... @ オンライン(ZOOM)
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※この講座の内容は2022年実施分に準じます。 教室内談話: 学習者間相互交流とL2学習を考える 学習者同士が互いに話し合う活動は、近年の外国語(L2) 教室には不可欠です。また、学習者同士 が学習言語で対話する活動の意義やL2 習得における効果は、外国語教育において興味深いトピッ クの1 つです。本講義では第二言語習得理論を適宜参照しながら、外国語教室で行われる学習者同 士の対話の意義や先行研究で明らかになっている効能、より効果的な実践法や課題と展望について 考察を深めます。 【全4回】 日程: 第1回:2024年11月22日(金)19:00-20:30 第2回:2024年11月29日(金)19:00-20:30 第3回:2024年12月6日(金)19:00-20:30 第4回:2024年12月13日(金)19:00-20:30 内容: 第1回:「学習者同士のL2 対話」と第二言語習得理論 第2回:「学習者同士のL2 対話」と第二言語学習 第3回:「学習者同士のL2 対話」と教師 第4回:「学習者同士のL2 対話」とこれからのL2 指導 【受講料】9,000円(税込)※1講座のみお申込み:2,500 円(税込)
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1:00 PM ビジネス日本語研究会 第38回 研究... @ オンライン(ZOOM)
ビジネス日本語研究会 第38回 研究... @ オンライン(ZOOM)
11月 30 @ 1:00 PM – 5:00 PM
テーマ:ビジネス日本語における「チームワーク」を考える 現在、外国人材を取り巻く環境が大きく変わろうとしています。日本で働く外国人労働者の増加、人材育成と人材確保を目的とする育成就労制度の創設などにより、インクルーシブな職場づくりの重要性が増しています。そこで、第38回ビジネス日本語研究会では、「チームワーク」をテーマとします。経済産業省が提唱した「社会人基礎力」のひとつである「チームで働く力」を、インクルーシブな職場ではどのように考えるのか、日本企業で採用に関わる方々のお話も伺いながら、「チームワーク」について、様々な視点から考えます。当日は多くの方にご参加いただき、活発な議論、意見交換が行われることを期待しています。 また、併せて研究発表を実施いたします。

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