「入門・やさしい日本語」認定講師養成講座のセッションがオンラインで始まり、受講生から感想が
- 2020/10/9
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「入門・やさしい日本語」認定講師養成講座のセッションがオンラインで始まり、受講生から感想が
「にほんごぷらっと」主催の「入門・やさしい日本語」認定講師養成講座の第1回セッションが10月4日午後8時からZoomで行われ、31都道府県から66名の受講生の方々が参加した。1週前にはプレミーティングとしてZoomで小部屋に分かれて懇談する練習を終えており、本番も和やかな雰囲気で始まった。
本講座企画責任者の吉開章氏(株式会社電通)による模擬講演ののち、6名ずつ11のグループに分かれて感想や課題意識を共有した。22:00終了まで、あっというまの2時間だった。このセッションの受講生2人から以下の感想が寄せられた。
(株)Coiki 代表取締役 八重ランゲージスクール 代表 佐藤美樹 (宮城県)
日本語教授を提供している会社に対して、なるべく日本人社員にも受けて頂いていた「やさしい日本語」セミナー。アンケートから、受講前後の心境の変化、“寛容な心を持つ大切さ”に気付く方が多い反面、気になるのは「やさしい日本語は難しい」、という感想が少なくない点だった。もっと分かりやすく、効果的な作り方があるのではないかと模索していただけに、吉開さんの講義から大きなヒントを得ることができた。
技術的な面を60~90分のセミナーで完結することはやはり無理があり、とにかく短文にする事にポイントを絞れば、大分ハードルが下がるような気がした。講義後のブレイクアウトルームでは、6名でディスカッションをし、それぞれのご経験や感想をじっくり聞く事ができ、有意義だった。
身近に「やさしい日本語」講義をされる方がいないので、体験談や思いを共有できたのは心強く、「何処かでリアルにお会いしたいですね!」等の声も上がり、受講後もやさしい日本語ネットワークが緩やかに醸成できればいいなと思う。今後の講座も期待したい。
(合)ADFEC(アデフェック) 代表社員 古田朋美(和歌山県)
伝えたいことがあるのに伝えられないもどかしさ。それを解消する手段の一つに「やさしい日本語」の存在がある。「やさしい日本語」?という声も聞こえてくるが根気強く伝えていきたい。でも一人では心折れそうになったこともある。そんなときにこの講座に出会った。「やさしい日本語」を広めていきたい、という共通の想いを持つ全国の仲間と学びを深めていくことができる。ここで出会った方々と話をする中で新しい発見がある。この講座がやさしさあふれる社会を作っていく一歩になる。そこに参加できていることがうれしい。
にほんごぷらっと編集部