日本語教育の質の維持向上の仕組みに関する有識者会議について
- 2022/6/16
- ぷらっとニュース
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通常国会が6月15日に閉会し、政界の関心は7月10日投開票の参院選に映った。今国会では、当初予定されていた日本語教師の国家資格に関する法案はじめ日本語教育に関する案件は議論されず、関連の法案の提出は今後の国会に持ち越された。
そうした中で日本語教育推進議員連盟の事務局長の里見隆治公明党参院議員が6月13日に開かれた参院決算委員会で、日本語教育の推進に関して末松信介文部科学大臣に質問した。
これに対して末松大臣は日本語教師の国家資格問題に関して「質の高いに日本語教育を恒常的、安定的に提供する体制を整備するため、まず、日本語教師の新たな資格制度や日本語教育機関の水準の維持向上を図る認定制度に関する新たな法案の提出が必要だと考えております。このことが一番重要です」と強調した。
そのうえで「現在、日本語教育の質の向上の仕組みの更なる具体化のために有識者会議を設置して議論を進めているところです」と続けた。
文部科学省は外局の文化庁に「日本語教育機関の認定」と「日本語教員の国家資格」の在り方を議論するための「日本語教育の質の向上の仕組みに関する有識者会議」を設置した。これまで議論を重ねてきた日本語教師の国家資格に加えて「日本語教育機関の認定」についても法制化する意向だ。
有識者会議については、趣旨などを文化庁が公表
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kondankaito/nihongo_kyoin/93710002.html
にほんごぷらっと編集部