多言語化現象研究会 第71回研究会

日時:
2019年6月23日 @ 1:30 PM – 5:30 PM
2019-06-23T13:30:00+09:00
2019-06-23T17:30:00+09:00
場所:
関西学院大学梅田キャンパス1005号教室(アプローズタワー10階) 
日本、〒530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町19−19
参加費:
500円
お問い合わせ:
多言語化現象研究会事務局

日時:2019年6月23日(日)13:00〜17:30

場所:関西学院大学梅田キャンパス1005号教室(アプローズタワー10階)

https://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/

阪急「梅田駅」・大阪メトロ「梅田駅」・JR「大阪駅」下車

参加費:500円(資料代として)

初めての方も歓迎します。準備の都合上、

懇親会出席の出欠とともに、

webmaster@tagengoka.sakura.ne.jpまでお申し込みください。

【あいさつ 13:00-13:15】

「創立20周年をむかえて」

庄司博史さん(国立民族学博物館名誉教授)

【特別報告 13:15-13:55】

「盲ろう者のコミュニケーションと様々な相違、生活をしていて思うこと」

木村敬さん(大阪盲ろう者友の会立ち上げ時メンバー)・木村美代さん(盲ろう者・大阪盲ろう者友の会会員)

(要旨)「盲ろう」という障害をご存知だろうか? ヘレン・ケラーのお話を知っている人はいても、「盲ろう」という言葉を聞いたことはないのではないだろうか? 視聴覚重複障害という言い方もありますが、障害当事者は、「盲ろう」という言い方を使っている。

「盲ろう」という障害は、一言で言うほど簡単ではない。障害の程度だけでも、全盲ろう、弱視ろう、弱視難聴、盲難聴、弱視難聴の違いがあり、生育歴によっても大きな個人差がうまれ、そのもちいるコミュニケーション方法も、点字・指点字・手話・触手話・要約筆記・手書き文字など、人によってバラエティが広く、単純化して理解することはできないということがわかっていただけると思う。私たち夫婦は大阪盲ろう者友の会の活動の中で出会い、結婚し、子どもを育ててきた。私たちのお話が盲ろうという障害の理解とその文化の特殊性、コミュニケーション方法などの理解のきっかけになればと思う。

【コメント 13:55-14:20】

山下仁さん(大阪大学)・中島武史さん(大阪府立中央聴覚支援学校)

【報告1 14:35-15:55】

「居酒屋における喫煙者の言語行動」

中田梓音さん(国立民族学博物館外来研究員)

(要旨)喫煙は、休憩時や食後という区切りに多くみられる行動であるが、居酒屋においては飲食が完了しないうちに喫煙がおこなわれる光景をよく見る。また、飲食と会話(従業員やその場に居合わせた客などと)が並行しておこなわれることもしばしばある。この、発話と飲食そして喫煙という行為がどのように並行しておこなわれているのかに注目した。とりわけ、喫煙習慣を持つ中高齢者を対象とし、飲食や会話のどのような場面において喫煙行動をとるのかといった調査から、なんらかのパターンを抽出することを試みる。このうち長い喫煙年数を持つ喫煙者を対象としたのは、喫煙習慣が長いほど、喫煙行動が身体の中でパターン化している可能性が高いからである。ここでみられる喫煙という行動が、会話のひとつのきっかけや、道具、あるいは比喩的にいえば潤滑油というような役割を果たしているとも考えられる。どのタイミングで喫煙があらわれるのかを明らかにし、また、そのタイミングと言語行動との関連を考察する。

【報告2 16:10-17:30】

「台湾の学校カリキュラムにおける移民受け入れに伴う言語教育の変質—日本との比較の視点を含む一研究—」

藤井久美子さん(宮崎大学語学教育センター)

(要旨)台湾では、1990年代に移民の受け入れが検討され始め、現在は、移民として受け入れた「新住民」と呼ばれる外国人配偶者とその子どもの増加が社会現象として顕著に表れている。2016年度に台湾の小中学校に在籍した新住民の子どもの数は約20万人で、小中学校の児童生徒数の10%強を占め、これは10年前の数値の3倍以上である。このように、台湾では、「新住民」を含むさまざまなタイプの移民増加に伴い、学校教育現場での言語教育にも変化がもたらされている。台湾の学校における言語使用・言語教育の歴史について略述しておくと、1980年代までは「国語」一辺倒であったものが、1990年代以降は「国語」の地位が相対的に下がり、代って「本土語言」(「郷土語言」)や外国語(この当時は「英語」)も重視されるようになった。それが、2000年代後半からは「新住民」の言語教育も検討され始め、現在は、選択可能なものとして、正式なカリキュラムにも組み込まれるようになったのである。今回の発表では、日本が2014年4月にスタートさせた、日本語指導が必要な児童生徒を対象とした「特別の教育課程」を編成・実施する制度との比較も含め、台湾の学校における言語教育の近年の変化を明らかにしたい。

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主催:多言語化現象研究会 http://tagengoka.sakura.ne.jp/

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6月
12
12:00 AM 留学生対象の日本語教師初任者研修... @ オンライン(ZOOM)
留学生対象の日本語教師初任者研修... @ オンライン(ZOOM)
6月 12 2024 @ 12:00 AM – 1月 31 2025 @ 12:00 AM
日振協による文部科学省委託の初任研修が今年も始まります。 告示校で10年程度専任で経験されている方対象です。 OJTで実際の運営に関わりながら研修運営を肌で学んでいただけます。 研修詳細は協会ホームページより、チラシと募集案内をダウンロードしてご確認ください。   「日振協 留学生対象の日本語教師初任者研修」は「オンライン映像講義」「(オンライン)集合研修」「自己研修(自律的学習)」の三位一体の編成により、①自律的・持続的な成長力 ②対話力 ③専門性という3つの資質・能力の育成を目指すもので、忙しい仕事の合間を縫って学べるよう、また地方の教育機関に所属している受講生への負担を減らすため、e-Learningを利用した研修となっています。 2020年度から、この初任者研修と並行して、「育成研修」を併せて実施しています。「育成研修」は初任者研修のサポートを行いながら研修の企画や実施方法を学び、将来全国各地で初任者研修の実施担当者として活躍していただく人材を育成する研修です。具体的には以下のことを目指しています。 ①初任者教員の協働的かつ自律的な学びを支援し、21世紀に活躍できる日本語教師としての資質・能力及びICT活用能力の獲得へと導く ②研修委員に必要な経験と能力を身につける 研修は、フルオンライン(zoom使用)で実施いたします。学内で初任者の指導を任されている方、地方在住でなかなか研修機会に恵まれない方など全国各地からご参加いただきたく存じます。修了生は今後実施委員になっていただく可能性もございます。どうぞ奮ってご応募ください。 チラシ(PDF 裏表2頁/1枚)
6月
29
12:00 AM 留学生に対する日本語教師初任研修 @ オンライン
留学生に対する日本語教師初任研修 @ オンライン
6月 29 2024 @ 12:00 AM – 1月 31 2025 @ 12:00 AM
本研修のカリキュラムは文化審議会国語分科会の「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)」に基づいており、初任者が体系的・計画的に日本語指導を行うための実践的能力として (1)自律的・持続的な成長力 (2)対話力 (3)専門性 の3つの資質・能力の養成を狙いとした90単位時間のプログラムです。忙しい仕事の合間を縫って学べるよう、また地方の日本語教育機関の新任の先生方への負担を減らすため、e-Learningを利用した研修となっています。 研修形態はフルオンラインです。昨年度同様、今後日本語教師にますます求められるであろうICT活用能力(オンライン授業やハイブリッド授業の実践等)に重点を置いた研修を行います。 つきましては、ぜひ多数の日本語教師初任者の方にご参加いただきたく下記のとおりご案内いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。 チラシ(PDF 表裏2頁/1枚)
1月
31
10:00 AM 令和6年度生活指導担当者(初任)研修 @ 国立オリンピック記念青少年総合センター
令和6年度生活指導担当者(初任)研修 @ 国立オリンピック記念青少年総合センター
1月 31 @ 10:00 AM – 5:30 PM
当協会では、日本語教育機関における生活指導担当者の能力向上を図るため、標記研修を実施しております。 今年度におきましても下記により実施しますのでご案内申し上げます。 「認定日本語教育機関に求められる外国人留学生の生活指導支援とは」をテーマに講義とグループワーク及び懇親交流ネットワーク会(任意参加))の三部構成としました。 日頃の業務課題の解決・モチベーションアップに、ぜひご活用ください。 1 日時 令和7年1月31日(金)10:00~17:30 2 会場 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区) 3 参加要件 日本語教育機関又は大学等教育機関の現場において、 実際に留学生の生活指導に携わり、原則 3 年以内の者。 4 参加費 維持会員機関 8,800円(税込)/1人当たり その他の教育機関  17,600円(税込)/1人当たり 5 応募締切:令和7年1月10日(金) 6 詳細、申込方法 https://www.nisshinkyo.org/news/detail.php?id=3245&f=news 〔問い合わせ先〕一般財団法人日本語教育振興協会 事業部 小野寺陽子 TEL:03-6380-6557 FAX:03-6380-6587 E-mail: nisshinkyo2@gmail.com

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