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東京音声研究会2017年12月16日(土曜日)の研究会
- 2017/12/5
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日時:
2017年12月16日 @ 2:00 PM – 5:00 PM
2017-12-16T14:00:00+09:00
2017-12-16T17:00:00+09:00
場所:
日本大学文理学部 134教室
日本、〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3丁目25−40
日本、〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3丁目25−40
参加費:
無料
お問い合わせ:
東京音声研究会事務局
東京音声研究会2017年12月16日(土曜日)の研究会
【研究発表】
発表者:郡 史郎先生(大阪大学言語文化研究科)
タイトル:自分の考えに同意するかどうかをたずねる質問に使う「アクセントなし疑問型上昇調」について
—「じゃない」から「とびはね音調」まで—
要旨
自分の考えに相手が同意するかどうかを特に自説を押しつけることなくたずねる質問には,文末のアクセントをなくして疑問型上昇調を付けるという独特な音の高さの動きをとるものがある。このイントネーションを「アクセントなし疑問型上昇調」と仮に名づけた。これは,押しつけがましさをなるべく少なくしようとする努力のあらわれと思われ,否定ではない「じゃない」の音形や「とびはね音調」にもつながるものである。この言い方は1960年代に発生したという可能性があるが,するとその後の20年程度という比較的短い期間のうちに適用範囲を広げ,最終的に「とびはね音調」の誕生に至ったことになる。