- 2019/4/1
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サタラボVOL.39レビュー
『反転授業から考える日本語教育へのICT利用』
サタラボの小山あきこです。桜の季節となり、学校で教えていらっしゃる皆さんは新入生の受け入れ、新学期の準備でお忙しくなさっている頃かと思います。新たなことに挑みたい方も多いでしょう。
さて、今回は、以前よりリクエストの多いICT関連の内容をご用意しました。講師は藤本かおるさんにお願いしました。ICTという言葉で、真っ先に浮かぶのが藤本さんのお顔です。Eラーニング、ブレンディッド・ラーニング、反転授業もすべて藤本さんから聞いたのが最初だったと覚えています。
ICTが得意な方、そして苦手な方、好奇心を全開にしておいでください!
藤本さんからのメッセージ:
日本語教師の皆さん、毎日ネットもスマホも使っており、もはや生活に欠かせない!という人は多いのではないでしょうか。しかし、いざ授業にICTを取り入れようとなると、どこから始めていいかわからない・・・。そもそも、ICTとITっていう言葉があるけど、違いは何?という人もいるかもしれません。 平成が始まったころ、オフィスにはパソコンなどありませんでした。それが、あっという間に、1人1台(以上!)のパソコンが普通になり、今ではどの業種もコンピュータとインターネットなしには仕事になりません。それと同じように、ICT(Information and Communication Technology情報通信技術)の教育への利用は、これからどんどん“当たり前のこと”になってきます。また、学習者のほとんどはすでに、デジタルネイティブ、生まれた時からデジタルと共に育った世代です。「紙とペンよりデジタル画面を見ている時間が長い学習者」に合わせた授業が必要になってきます。 そこで今回は、まず、昨今注目されている反転授業について、理論や授業デザインをしっかり理解します。自宅でのデジタル画面での学習と教室での学習をどう結び付けたらいいでしょうか?そして、ご自身の担当している授業をどう反転授業にするか具体的に考えます。今更聞けない基本的なこともしっかり押さえますので、「全然わからない・・・」でも大丈夫です。