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ICT時代に対応した日本語教師の役割-自律学習に役立つ支援とは何か-
- 2018/7/14
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日時:
2018年7月22日 @ 10:00 AM – 12:00 PM
2018-07-22T10:00:00+09:00
2018-07-22T12:00:00+09:00
場所:
早稲田大学22号館
日本、〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1丁目7−14
日本、〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1丁目7−14
参加費:
無料
お問い合わせ:
李在鎬(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
演題:ICT時代に対応した日本語教師の役割-自律学習に役立つ支援とは何か-
要旨: ICT時代に入って、これまで以上に日本語学習者の学習目的が多様化したばかりでなく、日本語の学び方も大きく変化してきている。例えば、学習者の辞書利用の実態調査によれば、読解や語彙学習のためによく利用されているWebサイトとしては『Jisho』『Google Translate』があり、アプリとしては『Imiwa?』『TAKOBOTO』などの名前があがる。ところが、各自が実際に利用しているツールは学習者によって異なり、Webでは50種類以上、アプリでは90種類以上の名前があがったとのことである。いっぽう、ドラマやアニメの視聴を通して、あるいは、ゲームや漫画の中で日本語を学んだという学習者も増加の一途をたどっている。このように学び方が多様化する中、日本語教師にはどのような役割が期待されているのであろうか。まず、現在提供されている各種の読解支援ツールの特徴について、教師自身も把握しておく必要がある。そこで、これまで20年間にわたり『リーディング・チュウ太』の開発に始まり、多言語版Web辞書、『チュウ太のやさしくなーれ』等、Web上で読解支援環境を提供してきた経験をもとに、読解支援ツールを開発する際のノウハウや利用の際の留意点等について報告する。また、クラス外の活動によって自由に日本語が学べる環境が整ってきているという今、日本語教育の現場にたつ日本語教師に求められるものも大きく変化しているはずである。そこで、日本語学習のファシリテーターという視点から、自律学習につながる支援について、具体例を取り上げながら、ともに考えていきたい。